太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
生保が銀行業務に参入してきた。銀行は生き残れるか🤔
第一生命保険がインターネット上で銀行サービスを始めることが分かった。
銀行代理業の許可を得たうえで、2022年半ば以降にサービスを始める。
保険商品だけでなく、預金や投資信託など幅広い金融商品の契約をできるようにする。契約者が受け取った保険金を預けられる受け皿とし、資産運用サービスを充実する。
大手生保では初めて銀行に参入
第一生命が近く発表する。大手の生命保険会社が銀行代理業を始めるのは初となる。
第一生命は住信SBIネット銀行、楽天銀行と提携し、両行が銀行サービスのシステムを提供する。銀行サービスのブランド名は今後、詰める。
参入の理由
保険の満期が到来したり、家族が亡くなったりして生じた保険金や給付金は契約者の銀行口座に振り込まれるか保険会社に預けられる。
お金が一度振り込まれると契約者との接触の機会が減るため、第一生命は新しい銀行サービスで契約者との接点を確保する。
若年層の取込みが課題
第一生命はグループ全体で約1千万人の顧客を持つ。若年層の保険離れで、顧客の年齢層が高い点が課題だった。
楽天銀行の預金口座数は1千万を超え、親会社の楽天グループは1億人規模の会員を抱える。
第一生命の契約者に楽天ポイントを付与することも検討しているもよう。住信SBIネット銀の口座数は約500万。両行との提携でアプローチが難しい若い顧客層との接点を増やせると判断した。
デジタル技術が金融の境界線を溶かす
デジタル技術が金融業態の境界線を溶かし始めた。第一生命保険が銀行サービスに参入し、業種の壁を越えて顧客の囲い込みに動く。
銀行や保険会社は顧客の高齢化が進み、若年層の獲得が課題だ。
デジタルサービスを強化する流れは止まらず、ネット企業を巻き込んだ競争が激しくなってきた。22日には既存の金融機関と異業種をつなぐシステムを提供する黒子役企業が上場した。
顧客の囲い込みへ
第一生命は提携を通じ、顧客の囲い込みと新しい顧客層の獲得をねらう。たとえば企業向けの団体年金では、会社員が一時金を受け取れば退職時に接点が薄れてしまう。一時金を預ける口座として新しい銀行サービスを使ってもらうことで、まとまった資金を運用する保険や投信など幅広い金融商品を自ら提案できるようになる。
子育て世代などの利用が多い住信SBIネット銀行や楽天銀行との提携で顧客基盤に厚みを加えたいとの考えもある。
第一生命はみずほ銀行と20年以上におよぶ提携を通じ、銀行窓口での保険販売を軸に関係を深めてきた。
新興勢であるネット銀行との提携は、デジタルが急速に浸透するなかで従来の枠組みにとらわれない動きだ。基幹システムを異業種に提供し、銀行サービスへの参入を支えてきた住信SBIにとっても、伝統的な金融機関と手を組む初めてのケースとなる。
金融の「黒子」上場
クラウドを通して金融基幹システムを提供するフィナテキストホールディングスが22日、東証マザーズに上場した。
異業種が求める金融サービスを黒子として運営する「プラグ役」だ。
住信SBIネット銀行も10月に上場を申請した。金融機関の古く重いシステムが対応できないニーズに対応する柔軟なシステムは金融のデジタル化を促す起爆剤になる。
異業種による銀行サービスが広がる
黒子が存在感を増す背景にはデータ連係の仕組みのAPIを活用する「エンベデッドファイナンス(組み込み型金融)」の拡大がある。
米ライトイヤー・キャピタルの予測では2025年の市場規模が2300億ドル(約26兆円)と、20年比で10倍強に急成長する。
異業種からの金融参入も相次ぐ。家電大手ヤマダホールディングスは21年に住信SBIネット銀行の機能を使って「ヤマダNEOBANK」を創設。フィナテキストもANAグループやトヨタファイナンシャルサービスなど13社に導入・合意済みだ。
日本生命保険が設立準備中の少額短期保険はフィナテキストが基幹システムを提供する。三菱UFJ銀行が12月24日に始めるスマホサービス「Money Canvas」もフィナテキストのデータ基盤を活用する。
フィナテキストの初値は990円と上場時の売り出し価格(公開価格、1290円)を23%下回った。終値はストップ安の840円だった。記者会見を開いた林良太社長は「厳しい評価を受けた。信じてついてきた投資家にリターンを返せるようにしたい」と話した。
フィナテキストHDには日本経済新聞社も出資している。
所見
金融の垣根が無くなってきて、銀行も投信、保険などを販売できるようになった。
今回は逆で、生保が銀行業務ができるようになる。
デジタルが金融業界の垣根を溶かすなら、もうサバイバルサバイバルゲームは業種を超えて行われる。
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