太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
みずほがGoogleと提携。遅れていたデジタル化を加速できるか🤔
みずほフィナンシャルグループは米グーグルと提携し、デジタルサービスをてこ入れする。
2022年度中にも、グーグルのクラウド上で顧客の取引データを分析し、投資信託や住宅ローンの提案など顧客ごとに適したサービスを提供する。
グーグルのシステム開発のノウハウも取り入れ、システム障害への対応で出遅れたデジタルトランスフォーメーション(DX)で挽回をはかる。
Googleの文化を取り入れる
日本法人のグーグル・クラウド・ジャパンとDXを巡る戦略提携で合意し、近く発表する。
グーグルのデータ解析や人工知能(AI)の技術を生かして顧客サービスの向上に取り組むほか、システム開発やイノベーションを育む考え方など、研修や現場での協業を通じてグーグルの企業文化を取り入れる。
Googleはみずほの店舗網、顧客基盤を生かす
グーグル側には、みずほの店舗網や顧客情報を生かして金融分野で足場をつくる狙いがある。
将来的にみずほの取引先企業のDX支援にもつなげるなど、デジタル分野で幅広く手を組む。
個人向けサービスを膨大なデータで分析
みずほは提携でまず個人向けサービスの提案力を高める。
従来はオンラインと店舗のデータ連携が不十分で、顧客ごとに一貫した提案ができていなかった。
インターネットバンキングの取引履歴や個人の年齢や年収といった属性に、グーグルが持つ膨大なデータを掛け合わせて金融環境や特性を分析。
店舗に足を運んだ際もこうしたデータに基づく接客ができるようにする。
ボーナスなどまとまったお金が入った時や顧客ごとの検索サイトでの関心をもとに運用商品を提案したり、別の目的で入金した顧客に店舗で運用の提案をしてしまうようなずれをなくしたりできる。
オンラインで金融商品の選択や購入、資産管理を完結できるシステムにも反映し使い勝手を高める。
IT開発のノウハウも吸収
ITシステムの開発プロセスや企業文化についてもノウハウを吸収する。
グーグルの研修にみずほグループの社員が参加したり、イノベーションを生む企業文化の醸成に助言をもらったりする。
みずほでは企業文化の変革も課題となっており、外部の知見を取り入れることで従来の銀行にない発想でシステムづくりにつなげたい考え。
勘定系システム以外の機動性を高める
銀行の勘定系システムは保守・運用に多大なコストがかかる。
このため、決済システムや顧客情報の管理など基幹部分は自社のデータセンターに残し、顧客に近いサービスはクラウドを使って機動性を高める流れが広がっている。
みずほもここ数年でAWSなどのクラウドの活用を段階的に増やしてきたが、抜本的にDX戦略を見直すためグーグルとの提携に踏み切る。
21年2月以降相次ぐシステム障害の再発防止を進めている最中で、デジタル化に遅れが出ていた。
所見
みずほはGoogleと組むことで遅れていたデジタル化の加速や、イノベーションを生む企業文化の吸収ができる。
みずほにメリットが多いと思うが、Googleはどうか。
膨大なデータを吸収し、金融顧客基盤を作れるが、システム障害などに巻き込まれて信用を落とす可能性もある。
Googleは三菱と組んでほしかった。