Twitter買収劇がTwitterでバズっている。フォロワー1億人を超え、マスク氏の影響力は増す。
結果、Twitterを買収できなかったとしても、得られるものはあったということ。さすがだ。
それにしてもフォロワー数1位がオバマ氏、2位がジャスティンビーバーなのが意外。
マスク氏、Twitter買収劇で25%フォロワー増
米テスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏が人気SNS(交流サイト)「ツイッター」上で抱えるフォロワーの数が28日までに1億人を突破した。
同氏は4月に運営会社を約440億ドル(約5兆9900億円)で買収することで合意している。
ネット上の影響力を駆使する「劇場型買収」を繰り広げて注目を集め、フォロワー数は直近の約3カ月間で25%急増した。
フォロワー1億人超えは6人目
SNS(交流サイト)のフォロワー数などを集計しているウェブサイト「ソーシャルブレード」によると、
ツイッターのフォロワー数が1億人の大台を超えたのはオバマ元米大統領や米人気歌手のジャスティン・ビーバーさんらに続きマスク氏が6人目となった。
Twitterの自由度を増やす為、買収へ
マスク氏はツイッター上の投稿管理が行き過ぎであるとの問題意識から同社の株式取得に乗り出し、4月13日に買収を提案した。
株式をいったん非公開化し、法律が要求しない限りは検閲的な行為を極力なくす方針を示している。
ツイッターは一時は買収防衛策を導入して時間稼ぎを狙ったが、4月25日には同氏の提案を受け入れることで合意した。
月間約4億人が利用する大手SNSと世界一の富豪であるマスク氏の経営権をめぐる攻防は、ただでさえ世間の耳目を集める。
同氏は買収戦の最中もツイッター上で積極的な情報発信を続け、自らへの注目度を一段と高めた。
直近約3カ月間の同氏のフォロワーの増加数は約2030万人で、その前の3カ月間の1.8倍の水準に達した。
偽アカウント多さの検証まで買収保留
マスク氏はツイッターとの買収契約締結後に「ボット」と呼ばれる偽アカウントの多さに懸念を示し、現在は買収取引を一時保留している。
偽アカウントの実態について独自に検証する考えを示し、ツイッター側に必要なデータの提供を求めている。
昼夜を問わずSNS上で奔放な発言を重ねてきたマスク氏だが、直近ではガソリンスタンドの写真を載せた6月21日の投稿を最後にツイッター上での活動を止めているとみられる。
28日はマスク氏の51歳の誕生日で、親族らが相次いで祝福のメッセージを投稿したが、同氏は昼すぎの時点でツイッター上では反応していない。