もっと大規模な抗議行動が増えれば、プーチンも内部から追い込まれることになる。
戦争を止めることができるのは、常識・良識があるロシア国民しかいない。
ロシアで反プーチン抗議行動
ロシアで24日、同国軍のウクライナ侵攻を巡ってプーチン大統領が21日に署名した部分動員令に反対する抗議行動が広がった。
21日夜に続いて24日も各地で街頭デモがあり、治安当局により750人を超える市民や活動家が拘束された。
ロシア社会に動員令への反発と不安が広がっている。
独立系の人権団体「OVDインフォ」によると、モスクワ時間24日午後7時(日本時間25日午前1時)の時点で、国内32都市で約750人が治安当局によって拘束された。
特に首都モスクワでは拘束者が380人を超え、サンクトペテルブルクでも120人を超えた。
24日の抗議行動は、社会団体「ベスナ(春)」が21日に続いて呼びかけた。
21日夜の抗議行動では各地で合計約1400人が拘束された。
23日も各地で小規模な街頭デモがあったと伝えられた。
SNSのテレグラム上では、若者が拘束される映像だけでなく、モスクワで高齢の女性が警官隊に激しく抑えられる光景も投稿された。
サンクトペテルブルクではこん棒だけでなく電気ショックを与えるスタンガンのような道具が使われたという。
ロシアではウクライナへの軍事侵攻が始まった2月24日直後から3月にかけて、各地で抗議行動が続いた。
その後は治安当局の厳しい取り締まりや、新型コロナウイルスの感染拡大を理由にした大規模集会の禁止措置などで抑え込まれていた。