65歳以上の高齢者に関する統計
高齢者人口(65歳以上)は2020年より22万人増えて3,640万人となった。総人口に占める割合は0.3%伸び29.1%と過去最高を更新した。
就業率は25.1%と9年連続上昇した。(男性34.2%、女性18%)
70歳以上の人口は61万人増え、2,852万人(22.8%)、75歳以上は1,880万人(15.0%)となった。
日本の高齢者の総人口に占める割合は世界201の国・地域の中で最も高い。今後も上がり続け、2050年には36.3%を予測されている。
世界の高齢者に関する統計
【高齢化率(2020年統計)】
1位 日本:28.8%
2位 イタリア:24.0%
3位 ドイツ:22.7%
4位 フランス:20.8%
5位 スウェーデン:20.7%
【高齢化率(2050予測)】
日本(36.3%)
イタリア(35.1%)
韓国(35.1%)
香港(34.5%)
シンガポール(33.9%)
ドイツ(32.3%)
タイ(30.1%)
中国(27.6%)
カナダ(26.4%)
フランス(26.3%)
イギリス(24.7%)
ニュージーランド(24.1%)
スウェーデン(23.8%)
ブラジル(22.8%)
オーストラリア(22.5%)
アメリカ(22.5%)
ベトナム(21.0%)
主要国の高齢者の就業率
(2021年統計)
日本:25.1%
アメリカ:18%
カナダ:12.8%
英国:10.5%
ドイツ:7.4%
イタリア:5%
フランス:3.3%
韓国:34.1%
WHOと国連による高齢化に関する定義
・65歳以上人口の割合が7%超で「高齢化社会」
・65歳以上人口の割合が14%超で「高齢社会」
・65歳以上人口の割合が21%超で「超高齢社会」
※ 高齢化率 = 老年人口(高齢者人口)÷ 総人口 × 100
所見
高齢化率は世界でもダントツ一位の日本。二位のイタリアより5%以上高い。一方、高齢者の働く割合も25.1%と先進国の中で高い。足りない労働力を高齢者で補う構造。
2050年は高齢化率36.3%と3人に1人が高齢者となるので、日本を支えるのは高齢者となるだろう。私も2050年は70歳近い年齢になっている。
人口トレンドは簡単には変えられないが、社会保障など高齢者にお金を使うのではなく、児童給付など子供にお金を使う構造に大きく変えなければ、子は増えない。
未来の日本を作るのは、高齢者ではなくて子供であることは明白。確り説明すれば高齢者(有権者)も分かってくれるはずなので、政治家も保身に走らず、大胆な子供への投資をしてほしい。
そして、まずは若者層の投票率を上げるため、デジタル投票に変えてほしい。暇な高齢者しか投票に行かない構図が日本を高齢化社会に変えてしまったと思う。