コロナのデルタ型感染拡大で園児や保育士の感染例が相次ぎ、8月は7月の11倍になる179カ所が休園となった。子供の預け先を失った親が仕事を休まざるを得ないケースも増えている。
感染が増えている背景には、10歳未満の感染増がある。8/25までの1週間で10歳未満の感染者は過去最高の1万127人、親世代の20〜40代の感染も増え家庭内感染も広がっている。
保育園休園のための休暇制度を整備できている企業は少なく、企業活動にも影響が出ている。
[保育園休園での企業対策]
- アサヒグループ…特別有休制度を再導入
- 東京海上日動火災…2020/3より特別有休制度を継続、勤務時間帯を選べる制度を21/4より拡充。
- ソニーグループ…22年春まで特別有休を無制限で取得可能。
- 資生堂…原則在宅勤務のため、年次有休で対応。
- 村田製作所…特別の無給休暇制度を継続中。
- カプコン…在宅勤務で対応。難しい場合は特別有休を付与。
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所見
保育園が休園になると子供の預け先は無くなる。祖父母もコロナ対策で預けられない家庭が多い。
在宅勤務ができる業種は対応できるが、顧客と会うことが仕事の営業職など在宅勤務にすることで生産性が著しく落ちる業種は死活問題。
ウィズコロナでも子供を預かれる仕組みは、政府も民間も真剣に考えて欲しい。