太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
パン、醤油、ハム、小麦粉、カレー、、、食品の値上げが相次ぎ、
とうとうインフレか🤔
需要・賃金は伸び鈍く 消費者物価、6割の品目上昇
資源高や供給制約を背景に食品など生活必需品の値上げが相次ぐ。
足元は消費者物価指数の内訳の6割近い品目が上昇。
物価上昇率は携帯値下げの影響が一巡する春に2%に迫る見通しだ。
現状では米欧に比べ需要の回復や賃上げの動きは鈍いため、コスト増が先行する「成長なきインフレ」が家計の重荷になる懸念もくすぶる。
日本の消費者物価もプラス圏に
総務省が21日発表した2021年12月の消費者物価指数は変動の激しい生鮮食品をのぞき前年同月比0.5%上がった。
11月に続き、新型コロナウイルス禍前の20年2月以来の伸びが続く。マイナス圏に沈んだコロナ後の流れが変わってきた。
裾野も広がる。1月は232品目(44%)だった上昇数が12月は298品目(57%)に増えた。
消費現場の景色も以前と異なる。
大塚食品は21日、レトルトカレーの一部で希望小売価格を4月から一律10円上げると発表した。主力の「ボンカレーゴールド」は約6年ぶりの値上げだ。
同日、日本ミシュランもタイヤ出荷価格の2年7カ月ぶりの値上げを発表した。それぞれ原材料や物流コストの高騰に対応する。
中古車競売大手ユー・エス・エス(USS)がまとめた21年12月の平均落札価格は前年同月比21%高い93万2000円だった。
半導体不足による生産調整で新車販売が鈍っていることが背景にある。
担当者は「3~4月は新学期もあり需要が強くなる。高値の傾向が続きそうだ」とみる。
食品の値上げ予定
世界的な需給のひずみが顕著にあらわれているのは食品価格も同様だ。
雪印メグミルクは10月から油脂製品を1.9~12.2%値上げした。
マーガリン「ネオソフト」(160グラム)の希望小売価格は税抜き175円から190円に上がった。
天候不順で原料の大豆などの減産が懸念される一方、中国などの需要増で国際価格が急騰している。
インフレはさらに進む
インフレはさらに進む公算が大きい。
SMBC日興証券の牧野潤一氏は22年4月の物価上昇率が生鮮食品を除いて1.7%程度になると見込む。
「足元で資源価格が再び上昇しており、エネルギーが物価を押し上げる傾向が続く」と予測する。
電気代は12月に13.4%と40年9カ月ぶりの上昇幅を記録した。
灯油やガソリンも2桁の上昇が続き、幅広い分野に影響する。
マグロは輸送費の上昇が響き16.4%上がった。
ビニールハウスで栽培する作物は暖房費などがかさむ。トマトは17.3%上昇した。
携帯値下げの影響を除けば2%
日本ならではの政策要因だった携帯値下げの影響は春にはがれ落ちる。
12月は携帯通信料が53.6%も下がり、約1.5ポイントの大きな下落要因だった。
この分をのぞけば、足元の物価上昇率も政府・日銀が目標としてきた2%に迫る算になる。
欧米の強い物価上昇
それでも米欧ほど物価上昇圧力は強くない。
12月のインフレ率は米国が7.0%と39年半ぶりの高さ、ユーロ圏は5.0%と統計を遡れる1997年以降で最大だった。
日本の勢いが比較的弱いのは需要の鈍さがある。
経済協力開発機構(OECD)の見通しによると、21年の実質成長率は米国が5.6%、ユーロ圏が5.2%に達する。日本は1.8%にとどまる。
賃金上昇率も米国の5.8%、ユーロ圏の3.9%に対し、日本は1.3%と見劣りする。
賃上げがインフレに追いつかない
賃上げがインフレに追いつかなければ家計の購買力は高まらず、物価の安定的な上昇は見込みにくくなる。
この点で日本の先行きは不透明だ。
日銀は18日、22年度の物価上昇率見通しを0.9%から1.1%に引き上げた。
インフレ圧力の高まりは「商品価格の上昇など、主として一時的な要因」(黒田東彦総裁)とみて、粘り強く金融緩和を続ける姿勢だ。
2%のインフレが続くと利上げか
2%程度のインフレが長引いた場合、予期せぬ形で利上げなどの引き締め議論が急浮上する可能性がある。
超低金利に浸ってきた市場や企業は利上げの備えが乏しい。金融政策は難しいジレンマに陥る可能性がある。
所見
ハム、小麦粉、トマト、醤油、マヨネーズ、電気、車、、6割の品目が値上がりになる。
4月には2%のインフレも視野に入った。
でも、賃上げは伴わない。単純に生活が苦しくなるだけとなる。成長と分配は程遠い。
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