太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
雇用統計もインフレを示唆している。FRBは3月利上げへ確定か🤔
米労働省が4日発表した1月の雇用統計では非農業部門の就業者数が前月から46万7000人増えた。
15万人程度だった市場予測を上回った。
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大もあって深刻な人手不足が続いており、労働需給の逼迫による賃金上昇は高インフレをさらに長引かせる恐れがある。
1月失業率は4.0%
コロナ禍を踏まえて季節調整のモデルを変更した結果、過去のデータが遡及改定され、たとえば2021年12月の就業者数の増加幅は20万人弱から51万人に上方修正された。
その水準からみると、1月の就業者の伸びは鈍っている。
1月の失業率は4.0%と前月の3.9%からほぼ横ばい。米連邦公開市場委員会(FOMC)が長期的に落ち着くとみている失業率4.0%と並ぶ。
労働市場の回復とFRBは判断
高インフレのなか、「最大雇用」へ労働市場が回復しているとの米連邦準備理事会(FRB)の判断は揺るがない。
米国家経済会議(NEC)のブライアン・ディーズ委員長は、調査期間中に急増した病欠者の扱いなどで統計がゆがむ可能性を指摘していた。
宿泊など娯楽・接客業の就業者が約15万人増と、勢いは鈍いながらも雇用増の中心となった。
コロナ禍を機に共働きをやめて配偶者の一方が退職したり、高賃金を求めて転職を探ったりする動きが広がった。
感染リスクが高い接客業などは敬遠され、足元でのオミクロン型の拡大はこうした傾向を強める恐れがある。
飲食店などが採用で苦しむ
1日発表の21年12月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人件数が1090万件を超えたのに対し、採用数は620万件余りにとどまる。
高賃金を求めるなどして自発的に離職する人は430万人台となり、南部バージニア州の飲食店の女性は「新たに採用できず、1人で厨房、接客、会計のすべてをこなすので手が回らない」とこぼす。
1年前比、賃金5%上昇
賃金も上がっている。21年10~12月期の雇用コスト指数でみた民間部門の賃金給与は1年前と比べ5%上昇した。
今回の1月の雇用統計による民間部門の平均時給は前月比0.7%増となり、前の月(0.5%増)から伸びが加速した。
インフレ抑制のため、3月利上げへ
原油価格の上昇などもあって高止まりするインフレを抑えるため、FRBは3月のFOMCで利上げに踏み切る見通しだ。
パウエル議長は今後の金融政策運営を「機敏に(nimble)」と表現しており、市場では「22年の利上げ回数は4回ではなく5回」(米ゴールドマン・サックス)などと金融引き締めを強めるとの見方が広がっている。
FRBは利上げ開始後、保有資産を縮小する量的引き締め(QT)にも早期に着手する構えだ。
秩序ある緩和政策の修正により、米経済と金融市場を新たな軌道に軟着陸させる難題に取り組むことになる。
所見
コロナ禍で飲食などで働くことを敬遠する人が増えている。
資源高を背景にインフレが高止まりし、より高い給料を求め、自主的に退職する人も増え、賃金も上がっている。
FRBは3月に利上げするが、これ以上強い指標が出てくると0.25%ではなく、0.5%の利上げも想定する必要がある。