太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
黒田東彦日銀総裁は18日、衆院決算行政監視委員会で「大きな円安や急速な円安はマイナスが大きくなる」と発言した。
黒田総裁が円安の見解を修正
円安は「日本経済にプラス」と主張していた黒田氏がマイナス面にも言及し、見解を事実上修正した。
鈴木俊一財務相も同日「悪い円安」への懸念を示した。財務・日銀のトップが市場をけん制した。
黒田総裁は「最近の円安は1カ月で10円ほど進んでいて、かなり急速な為替の変動なので、企業の事業計画策定に困難を来す恐れがある」と述べた。
黒田総裁は「中小企業などでは輸入価格上昇を転嫁できないと収益が減少する」「セクターごとにマイナスもあり、注意して見ていく必要がある」と円安の負の面も説明した。
鈴木財務相は『悪い円安』と指摘
鈴木財務相も同委員会で原材料高の価格転嫁や賃金上昇が不十分と指摘したうえで、「どちらかと言えば悪い円安ではないか」と述べた。
鈴木財務相は15日にも「悪い円安」について言及し、通貨担当の政権幹部として異例の言及を続けている。
口先介入を続けているものの、18日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=126円台後半と20年ぶり安値を更新した。
金融緩和は継続し、政策変更は無し
黒田氏は18日の答弁でも「経済の現状を考えると金融緩和を続けることが適当」とし、政策変更の意図がないと強調した。
日銀の金融緩和政策は現状では「当然に円安につながる」(政府関係者)性質を持つ。
日本が大規模緩和を続ける中、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに転じたことで金利差が拡大。
金利の低い円を売って、金利が高いドルを買う投資家が増えるため、円安が進みやすくなっている。
所見
黒田総裁がとうとう円安のマイナス面に言及した。
政策変更はしないと強調しているが、一層円安が進行すると、トーンを変える可能性もある。
1ドル=130円が天井かもしれない。