三菱UFJ銀行の従業員組合は17日、2023年度に向けた春季労使交渉で昇格や登用を伴う実質値で5.5%程度の賃上げを求める案を決めた。
旧行の時代を含め、要求幅としては1992年以来31年ぶりの高水準となる。
同行では給与と賞与を合わせた「総支払額」に基づく交渉に20年度から移行したが、消費者物価の上昇を踏まえて4年ぶりのベースアップも求めた。
今年春の妥結に向け、労使交渉を本格化させる。
22年度は昇格や登用を含めて3.5%を超える要求を掲げ、経営側が満額回答で応えた。
今回掲げた要求幅のうち、総支払額では2.7%の増額を求めている。