太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
三菱UFJフィナンシャル・グループは東南アジアで独自の送金網を構築する。
タイとインドネシアを繋ぐ
企業や個人事業主向けで、タイのアユタヤ銀行とインドネシアのバンクダナモンをつなぎ、リアルタイムで送金できるようにした。
利用客が負担する手数料を6分の1程度に抑える。
ネットワークの拡大で利便性を高め、即時性と低コストを武器に外国への送金で存在感を強める新興勢に対抗する。
タイのアユタヤは同国5位、インドネシアのバンクダナモンも5位の銀行で、ともに三菱UFJ銀行の子会社だ。
API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)
両行間をAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)と呼ばれる技術でつなぎ、インドネシアからタイにインターネットバンキングでドルを送金する企業や個人の事業主を対象に27日から始める。
2023年中にタイからインドネシアへ送金できるようにもする。
上限10万ドル、手数料5ドル程度
送金の上限額は10万ドル(約1300万円)で、手数料は1件あたり30~33ドルから5ドル程度に下がるという。
貿易取引に伴う決済は対象外となる。
ベトナム、フィリピンへも拡大計画
三菱UFJはベトナムやフィリピンの銀行に資本参加しており、こうした銀行も組み込んで送金網を広げる計画だ。
ベトナムのヴィエティンバンクとは接続を前提にシステムの開発に着手した。現地の日系企業に加え、地場企業の利用を見込む。個人顧客にまで対象を広げるかは、現地での意向を見極めて判断する。
国内行の三菱UFJ銀行を送金網に加えるかは、開発に要する時間や費用面の課題から「現時点では具体的に検討していない」としている。
SWIFT(スイフト)を介さないシステム
世界の銀行は外国へ送金する際に国際銀行間通信協会(SWIFT=スイフト)のネットワークを使う。
安全性を確保できる一方、送金までに複数の銀行を介することから着金までには一定の日数と費用がかかる。
三菱UFJは全取引を監視し、マネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いがある場合は個別に送金の是非を判定するシステムで不正に目を光らせる。
国境を越えた送金を手掛ける英ワイズ(旧トランスファーワイズ)はSWIFTを介さない独自のシステムを構築し、21年3月期は前の期から31%多い540億ポンド(当時の為替レートで約8兆円)規模の送金を取り扱った。
伝統的な金融機関が担ってきた領域は新興勢に侵食されており、三菱UFJは送金網の構築でこうした動きに対抗したい考えだ。
所見
スイフトを介さない外国送金を東南アジアで実験的に行う。
これは良い考え。グローバル化の中では海外への送金スピード、手数料安さが絶対必要。
一方、暗号資産やデジタル通貨が出てきた中では、海外送金という考え方が古くなる可能性がある。