経済成長は「労働力」と「資本投入」と「生産性」で生み出せる
1人当たり生産性で世界1、2位を争うルクセンブルクが2015~2019年の年平均実質労働生産性の伸び率がマイナス0.5%とOECDで最下位となった。
金融などでデジタル化が進むが対応できる人材の育成に遅れ、スキルギャップが起きている。
ルクセンブルクの人口は63万人であるが、外国人労働者の増加などで、過去20年で4割以上増えたが、出生率は1.37と欧州でも下位。
生産性の低迷が続けば、人口流出が始まり、成長率をさらに下げる。
中国のリー首相は「より質が高く効率的な発展を実現する」とし、人口を成長の源泉としてきた発送を変えた。
代わりに「成長率を上回る労働生産性の伸び率」を新5カ年計画で盛り込んだ。
経済成長を生み出すのは「労働力」と「資本投入」と「生産性」の3要素。
所見
人口減時代では眠れる人材を生かすこと、古びた規制の大胆な改革が欠かせない。
人口が増え続けることを前提にした「常識」を崩し、「生産性」をいかに高められるか。
人口減が一番如実な日本こそ、一番考えなければいけない。