太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
世界中でデジタル通貨が増えてきた。一般的に使えるようになると金融はどうなるか🤔
三菱UFJ信託銀行は商業不動産などを小口売買できるデジタル証券の普及に向け、即時決済できるデジタル通貨を発行する。
証券をデジタル化すれば取引は即時に完了するが、現行制度上は資金決済まで2日ほどかかる。
デジタル通貨で決済のスピードも速めて利便性を一段と高める。
SBIホールディングス、三井住友フィナンシャルグループが2023年に始めるデジタル証券の取引市場でも使われる見通しだ。
その名も『プログマコイン』
デジタル証券向けのデジタル通貨は23年春にも発行する。
名称はプログマコインで、1円=1プログマコインで交換できる。
円と価値が連動する「ステーブルコイン」と呼ばれる仕組みで、金融庁は近く改正する資金決済法で銀行の発行を認める方向だ。
取引額の最大1%のコスト削減か
即時決済で取引額の最大1%のコストを削減できる可能性がある。
現在、株や社債など証券取引全体で年間数百億円規模のコストがかかっている。
デジタル化と即時決済が普及すれば、将来的にこうしたコストの削減も期待できる。
デジタル証券は20年春に開始
デジタル証券は20年春に法制度が整備され、発行が始まっている。
不動産や社債などの資産を小口のトークン(デジタル権利証)として発行し、少額から投資できるのが特徴だ。
個人も投資しやすくなるため、機関投資家が中心だった商業不動産や社債の取引の裾野が広がる。
デジタル証券はシンガポールなどアジア市場でも取引が増えている。
デジタル市場でも資金決済は2日かかっていた
通常の取引は証券の引き渡しや資金決済に2日ほどかかっていた。
デジタル市場では証券のやり取りを即時に済ませることができるが、仲介機関を通した資金決済を使えばこれまで通り2日ほどかかる。
三菱UFJ信託が発行するデジタル通貨を使えば、決済も即時に済ませることができるため、証券売買のスピードが増して投資家の利便性が高まるとみる。
取引から決済まで全てデジタルに
取引から決済まですべてデジタル上で完結するため、取引コストの圧縮にもつながる。
現在の株取引などでは証券保管振替機構(ほふり)や日本証券クリアリング機構(JSCC)が取引成立後に資金や証券の受け渡しを担っている。
23年にデジタル証券の取引所へ参画
三菱UFJ信託は、SBIなどが23年メドに共同で立ち上げるデジタル証券の取引所に参画する。
取引所には野村証券や大和証券、SMBC日興証券、SBI証券なども参加し、決済にはプログマコインを利用する見通しだ。
年内に3メガやNTTがステーブルコインを試験発行
国内ではインターネットイニシアティブ(IIJ)傘下のディーカレット(東京・千代田)がつくった協議会で3メガバンクやNTTグループなどが年内にもステーブルコインを試験発行する見通し。
日銀も4月からデジタル通貨の実証実験の第2弾を始める方針だ。
三菱UFJ信託のデジタル通貨はこうした他のデジタル通貨とも交換できるように検討を進める。
所見
デジタル通貨は、中国などでは既に中央銀行が発行している。
日本は遅く、日銀が実証実験の状況。メガバンクなどの民間企業が動き出したが、規模は大きくないだろう。
世界の動きを考えると、近い将来はデジタル通貨が一般的なものになる可能性が高い。
デジタル通貨になると、銀行に預金をする必要がなくなる。金融はどうなるか。
いよいよ、銀行業務が淘汰される時代が見えてしまった。
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