太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
次の制裁は、航空機。民間航空機の半分が飛ばなくなるかもしれない🤔
世界の航空機リース大手がロシア事業からの撤退を急いでいる。
アイルランドに拠点を置く世界最大手のエアキャップが撤退方針を固めたほか、ロシア向けの航空機リースで海外勢2位のSMBCアビエーションキャピタルもロシアの航空会社との契約を解除する見通しだ。
EUが制裁として要請
欧州連合(EU)が対ロ制裁として3月末までに契約を打ち切るよう要請したのに伴う措置。
ロシア民間航空機の半数の500機の運航が困難になる見通しで、ロシア国内の人の移動や経済活動は一段と厳しくなる。
エアキャップはロシアの航空会社に、世界のリース会社で最大の約150機をリースしていた。
EUの方針に従って契約解除と機体回収を進める。
三井住友ファイナンス&リース傘下でアイルランドに本社を置くSMBCアビエーションキャピタルも期限までにリース契約を解除する方向だ。
ロシア航空大手のアエロフロートなどに36機をリースしている。
ロシアへの航空機、部品の提供も禁止
欧州委員会が2月末に発表した対ロ追加制裁では、域内企業に対しロシアへの航空機や部品の提供を禁止した。
新規のリース契約はできず、既存の契約も30日以内に解除しなければならない。
航空機リース会社の多くがアイルランドに拠点を置く。親会社の本社がEU域外でもEUの方針に従う必要がある。
英航空情報会社シリウムによると、ロシアの民間航空会社が使用する機体のうち半分にあたる約500機がロシア国外の企業からリースする。
世界の航空関連産業がロシアを締め出し
リース以外でも、世界の航空関連産業がロシアの締め出しに動いている。
米ボーイングなど航空機メーカーはロシア向けの部品供給や修理サービスなどを停止。
航空会社向け保険を巡っては、世界の損害保険市場の中心地である英国がロシアの航空会社を排除する方針を決めた。
ロシア側の対抗も予想される
制裁措置に対し、ロシア側の対抗も予想される。米通信社によると、ロシア当局は機体の購入や国有化などを検討している。
部品供給が止まれば、予備の部品を融通し合うことで運航を続けるとみられる。
リース会社による機体回収作業は「困難を極めそうだ」(国内リース大手の幹部)との指摘もある。
一般に航空機リース契約には、利用している側が制裁を受けた場合に契約を解除できる条項があり、今回の事態は解約対象となりうる。
条項を定めていない場合は航空会社との交渉が必要になる。
欧州各国とロシアが互いの領空飛行を制限しているため、機体回収は制限していない国や地域に機体が到着したタイミングで実施する必要がある。
機体が海外に出るタイミングがない場合、リース会社が自らロシアへ出向き、自前で手配したパイロットに操縦してもらって国外に機体を回送することも想定される。
航空機リースはコロナ禍で苦しい
航空機リース各社は新型コロナウイルス禍で苦しい状況にある。
国際航空運送協会(IATA)によると、2021年の航空旅客需要は新型コロナが広がる前の19年と比べて6割減った。
22年は回復が見込まれていたが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で再び落ち込む恐れがある。
ロシアの航空会社との契約を打ち切った機体の新たなリース先を探すのは難しくなっている。
所見
クレジットカードに続き、航空機リースもロシアから撤退の方針。
航空機が飛ばなくなったら、ロシアは苦しいが、それと同等に航空会社もコロナ禍で苦しい状況。
ロシアの後にリースをするところも無く、
経済制裁によって世界中が消耗線になっている。
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