新発10年物国債利回り0.265%
17日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが前日比0.010%高い(価格は安い)0.265%を付けた。
上限0.25%を上回る、6年半ぶり水準
日銀が上限とする0.25%を大きく上回り、2016年1月以来およそ6年半ぶりの高水準。
世界の中央銀行が金融引き締めを進めるなかで日銀も金融政策を修正するとの観測が強まっている。
引き続き、指し値オペを無制限で実施
日銀は17日も0.25%で10年債を無制限に買い入れる指し値オペを実施する予定だ。
ただ7~9年程度の国債利回りが既に0.25%を上回るなかで、10年債も上昇余地を探る動きが強まっている。
所見
海外のヘッジファンドが、日本国債の売りを仕掛けてるのではないか。
日銀の資金量で、海外の投資マネーを跳ね返せるのか。
金融政策の転換をせずとも、日本の金利相場が変わっていく可能性がある。