太郎
おはようございます❗️
あと15年でFIREを目指す、企業戦士のメガバンク太郎と申します😊
キャッシュレス率が7割のロシアで、ビザ、マスターなどのカードが使えなくなる。これは痛いか🤔
キャッシュレスの網からロシアが排除され始めた。
米クレジットカード大手のビザやマスターカードがロシアでのカード決済事業の停止を発表し、日本で発行されたカードも現地で使えなくなる恐れが出てきた。
キャッシュレス比率7割のロシア
スマートフォン送金を停止する動きもある。
キャッシュレス比率が7割に達するロシアの生活インフラに制裁が直撃する。
「日本のクレジットカードもロシアでは使えなくなる可能性が高い。こんなことになってしまうなんて」。
国内カード大手の担当者は日本経済新聞の取材に対して、ビザやマスターカードから正式な連絡はまだないとしながらも、ロシア国内でカードが使えなくなる可能性を認めた。
日本のカード会社は国際ブランドネットワークに依存
楽天カードやオリエントコーポレーション、三菱UFJニコスなど日本のカード会社の多くは、国際ブランドのネットワークに依存しており、国際ブランドの対応に準じて現地での利用が制限される。
マスター、ビザ、アメリカン・エキスプレスがロシアを排除
米カード2位のマスターは2月28日、自社の決済網からロシアの複数の銀行を排除したと発表し、3月に入ると最大手ビザやアメリカン・エキスプレスも追随した。
4日時点ではまだ使える銀行も残っていたが、5日にビザとマスターカードがロシアでのカード決済事業そのものを停止することを表明した。
日本のカード大手で国際ブランドを持つジェーシービー(JCB)は制裁対象行との取引を止める方針だ。
JCBの担当者は6日、「ビザやマスターの動向は把握しているが、現時点ではあくまで法令にのっとって対応していく」とした。
北朝鮮やイランなど、過去にも米国が制裁対象とした例はあるが、いずれもクレジットカードが「未進出」(JCB)の国だった。
クレジットカードが普及した国で突如使えなくなる影響は未知数の部分もある。
ロシアはデビット式が一般的
ロシアでよく使われるカードは日本で一般的な翌月払いと違い、口座から直接代金を引き落とすデビット式だ。
国際ブランドは銀行と契約する加盟店から決済情報を受け取り、どの国や銀行のカードが使われたか確認したうえで清算する。
今回マスターなどが取るのは、カードの精算を遮断する方法とみられる。
ロシア国外で発行されたカードであっても「制裁対象の銀行と契約する加盟店では、国際ブランドが決済を処理しない可能性が高い」(業界関係者)。
マスターによると、2021年の売上高189億ドル(約2.1兆円)のうち、ロシア事業は4%を占めた。
留学生や駐在員にも影響
日本のカード会社にとってロシア向けの取扱高は月数億円と、全体の1%に満たない。
ただ、ロシアのキャッシュレス比率は足元で7割まで高まっている。
クレジットカードも「主に生活必需品の購入に使われている」(国内大手)。
欧米日が制裁を強化し始めた2月末以降、国内の大手カード会社には「ロシアに留学中の娘のカードはまだ使えますか」などの問い合わせが増えていた。
ATMから現金を引き出せるキャッシングも、クレジットカードと同様の扱いになる可能性がある。
決済に使う元手が届かない場合や、手元に資金があっても決済で使えなくなれば、留学生や駐在員の生活への影響も懸念される。
ロシア独自のカード『MIR(ミール)』
ロシアはクリミア併合時に受けた経済制裁の反省から、中央銀行傘下の国家カード決済システム(NSPK)を14年に発足させた。
15年には国際ブランドに依存しない独自のカード「MIR(ミール)」を発行し、国内で急速に広がった。
制裁対象外の銀行でミールを発行するなど代替策を取れば、使えるカードが残る可能性はある。ミールによると、使える銀行は150を超える。
ただ、国際金融協会(IIF)によると、ロシア国内のシェアはいまだ7割程度がビザなどの海外ブランドだ。
送金サービスの選択肢も狭く
送金サービスも選択肢が狭まっている。
国際送金大手の英ワイズや米レミトリーが28日までにロシアへの送金サービスを停止。
ロイター通信によれば、米ペイパル・ホールディングスは現地で新規登録の受け付けを停止した。決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)を介さないサービスだが、米欧の制裁の動きに準じている。
所見
キャッシュレス割合が7割と、意外に高いロシア。
ビザ、マスターなど有名ブランドがロシアから撤退すればどうなるか。
一時的にロシアは困るだろう。
ただ、ミールというロシア独自のブランドが急拡大する可能性もある。
ロシアは色々な国際経済から排除され、独自に進化するのかもしれない。
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