低コストのインデックス投信に資金流入している。
少しずつ金融リテラシーが上がっている証拠。
低コストの商品を作れる運用会社が勝つ。
6月の国際投信、1,564億円の流入
国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)の資金動向を運用会社別に推計したところ、
6月に最も多く資金が流入したのは三菱UFJ国際投信で1564億円だった。
首位になるのは2カ月連続。低コストのインデックス型(指数連動型)の「eMAXIS Slim」シリーズに資金が集まった。
なかでも「米国株式(S&P500)」と「全世界株式(オール・カントリー)」の2本を合わせて900億円超の資金が流入した。
2位、野村アセットの970億円
資金流入額2位は、野村アセットマネジメントで970億円だった。
海外の株式に投資するタイプの確定拠出年金(DC)専用ファンドのほか、複数の資産に分散投資するバランス型の「のむラップ・ファンド」シリーズに資金が集まった。
3位、アセットマネジメントOneの727億円
3位はアセットマネジメントOneで727億円。
6月に新規設定した「みずほグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2022-06(限定追加型)」や「One円建て債券ファンドⅡ 2022-06<愛称:円結びⅡ 2022-06>」に資金が流入した。
2本とも購入期間が限られる限定追加型で、組み入れた債券を満期日まで保有する「持ち切り型」の運用をする。
アライアンス・バースタイルは10位圏外へ
前回5月のランキングで5位、4月に首位だったアライアンス・バーンスタインは、トップ10圏外に後退した。
「米国成長株投信」シリーズへの資金流入が鈍化したため、6月は上位に入らなかった。
流出額のトップはUBSの▲42億円
一方、資金流出額が最も大きかったのは、UBSアセット・マネジメント。
「UBS世界公共インフラ債券投信(通貨選択型)円コース(毎月分配型)」などから資金が流出した。