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ボクシング4団体統一「最強」王者 誕生の波は2023年も

現代の世界ボクシングでは王者同士が対戦する統一戦路線が主流となっている。

複数のチャンピオンベルトを持つ選手が続々と誕生し、日本にも史上初の4団体統一王者が生まれたのは記憶に新しい。

昨年12月13日、それまで世界ボクシング協会(WBA)スーパー、世界ボクシング評議会(WBC)、国際ボクシング連盟(IBF)のバンタム級王座を保持していた井上尚弥(大橋)が世界ボクシング機構(WBO)同級王者ポール・バトラー(英国)を圧倒的な11回KOで下し、見事に4本のベルトを手中に収めるに至った。

「しばらくはスーパーバンタム級で戦うと思うので、また統一を目指してやっていく方向になる」

試合後、これでバンタム級の〝卒業〟を明言した井上は、すぐに今度は1つ上の階級統一を目標に掲げた。

日本が誇るモンスターのこんなコメントは、いかにも統一戦の時代らしいものだったといえよう。

5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)、全8階級で最強と目される選手を下したマニー・パッキャオ(フィリピン)が全盛期に近かった数年前まで、ほとんどの著名ボクサーたちはより多くの階級を制覇することを目標に掲げていた印象があった。

それが最近では風潮が変わり、井上に限らず、多くの王者たちが「統一したい」と口にする。

結果として、2017年以降、テレンス・クロフォード(米国/スーパーライト級)、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ/クルーザー級)、ジョシュ・テイラー(英国/スーパーライト級)、「カネロ」ことサウル・アルバレス(メキシコ/スーパーミドル級)、ジャーメル・チャーロ(米国/スーパーウエルター級)、デビン・ヘイニー(米国/ライト級)と続々と4冠王者が誕生してきた。

このトレンドのきっかけが何だったかを特定するのは難しいが、やはりアルバレス、クロフォードのような現代を代表する強豪たちが統一戦路線で評価を高めていったのが大きかったのだろう。

WBA、WBC、IBF、WBOといういわゆる主要4団体が存在する現代のボクシング界では、単に世界タイトルを取るだけでは最強の男とは目されなくなった。

タイトル戦の承認料でもうける世界王座統括団体は暫定王者、スーパー王者、フランチャイズ王者といった意図不明の王座を乱発し、ファンをがっかりさせるようにもなった。

そんな背景から、強さの序列がわかりにくくなった中で、多くのタイトルホルダーたちが王者同士の対戦を望むようになった方向性はボクシングファンにとっても歓迎すべき流れに違いない。

統一王者たちは程度の差こそあれ、複数のベルトを勝ち取ることで例外なくステータスと商品価値を高めている。

ウクライナ出身の比較的地味な技巧派であるウシクが今では全階級を通じて最高級の実力者として認められ、最も権威ある米専門誌リングマガジンの「パウンド・フォー・パウンド・ランキング(全階級を通じた最高ボクサーランキング)」でも1位にランクされたのは分かりやすい例。

こういう好循環ができたのであれば、統一戦の流行は今後も続くのではないか。

23年も新たな4団体統一王者の誕生が確実視されている。

まずはヘビー級でWBC王者タイソン・フューリー(英国)とWBAスーパー、IBF、WBO王者であるウシクの激突が実現すれば、世界的な注目を集めるはずだ。

特にウシクが体格で大きく勝るフューリーの壁をも突破し、クルーザー、ヘビー級の2階級で4冠を制するようなことがあれば、ウクライナの拳豪は現役にして〝レジェンド〟と称されるようになるだろう。

また、群雄割拠のウエルター級ではWBAスーパー、WBC、IBF王者エロール・スペンス・ジュニア(米国)とWBO王者クロフォードによる超ハイレベルの4冠戦実現への期待がかかる。

ライトヘビー級では昨年、アルバレスを破って実力を証明したWBAスーパー王者ドミトリー・ビボルと18 戦全勝全KOという強打のWBC、IBF、WBO王者アルトゥール・ベテルビエフのロシア人無敗対決が成立すれば、ボクシングマニア垂涎(すいぜん)のカードとなる。

これらの好カードが継続してまとまれば、ボクシング界全体が盛り上がる。

ファンにも歓迎されたトレンドの中で、真のチャンピオンと称されるべき王者がこれから先も一人でも多く生まれる展開を期待したいところだ。

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メガバンク太郎
とあるメガバンクで働く16年目の中堅行員です。30年目(51歳)では別会社に出向(給料激減)する運命の業界、それまでにFIRE※出来ないか真剣に考えるようになりました。 妻、子供5人の大家族で生活費もかさむ中、少しでも収入を増やすための「自己成長」、無駄遣いをしない「倹約」、お金を増やす「資産運用」の3つの軸で自らを律する為にブログを始めます。 ご覧になった方へ少しでも有益な情報にするためにも、精一杯がんばります。 ※Financial Independence, Retire Early=「経済的自立と早期リタイア」
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